しおみのあれそれ

よく来たね。俺だよ俺。

ジェンダー、性、生。

 最近色々な意味で自暴自棄になりかけているので、不安ではあるが勢いに任せて書きたいことを書くよ。

 幼稚園の頃から、自分、いや僕は「おとこおんな」、もう少し大きくなって言葉を知ると「おなべ」だと自認し続けている。そして今は「GID-FTM」になる為に生きている。好んでこの診断名を望んでいるわけではなく、この診断を貰わないと正規ルートでのトランス、(性転換とか性別移行とか呼ばれるもの)が出来ないから診断して欲しいだけだが。

 まあ簡単に言うと性同一性障害とかトランスジェンダーとかそういうものである。身体的には恐らく普通の女性で、悩ましいことだが女子高生だ。

 女子高生と言っても月一度だけ私服で登校し、誰とも話さず帰って来るだけなので、女子高生らしい生活も、高校生らしい生活も送っていない。

 高校1年の時は施設を出て新しく住み始めた家の近くの進学校に通っていて、ブレザーにスカート、リボンは嫌だったのでネクタイという格好で毎日学校に登校していた。
 東京とはいえ田舎で地元の中学からそのまま進学してきている人が殆ど、しかもSNSの時代で入学式前からツイッターやラインである程度つながりがあったそうだ。怖い怖い。
 そんな中に放り込まれ、馴染めなかった。自分に自信はないし女である自分の顔も声も全てがコンプレックス、更に施設で10キロも太ってしまい、人に話しかけることができなかった。俺を許してよ。

 施設にいた2年間の流行が分からない。カゲプロがアニメ化したことも知らなかったし、笑っていいとも!が終了したことも知らなかった。周りの普通の高校生がどんなアニメを見たり、どんな曲を聴いているのかも分からない。会話についていけない。そもそも話しかけられないのだけど。

 トイレに行けない。女子トイレに入るのは元から抵抗があるが、スカートを履いた人間が男子トイレに入る訳にもいかないので女子トイレを利用していた。短髪とはいえ女子制服を着ているのに、トイレで会った女子に男子が入ってきたと思われキャーと叫ばれた。自分の見た目が男に見えるとは全く思えないのだが、僕がトイレを利用することで女子を不快にさせたり、怖がらせてしまったのではないか。元から罪悪感があったし、それからトイレが使えなくなった。
 トイレを使わないために、朝食は食べない、昼食も食べない、緊急の時以外は絶対に使用しないと決めた。汚い話だが尿を我慢するのは割と慣れているので、いけると思った。そんな生活を半年ぐらい続けていたら、血尿が出るようになってしまった。びびった。
 
 そんな生活で、僕は高校をサボりがちになった。朝は制服を着てエア登校。近くのコンビニのトイレで私服に着替え、コーヒーチェーンで昼まで何もせず時間を潰す。帰りには制服に着替え何事もなかったかのように家に帰るような日が多かった。
 当然、勉強について行けなくなった。教師に相談しても「友達に聞きなさい」と。友達がいないどころか近くの席の人に明日の持ち物を聞くことすら出来ないのに。
 は?教えるのが教師だろ。僕自身勉強する気もなかったけど。
 始業前、休み時間、昼食の時間、いつも机に突っ伏してiPodで音楽を聴いていた。このままでは進級が出来ないと言われていた。
 
 この頃、性同一性障害を専門に診断、治療する心療内科、いわゆるジェンダークリニックに通い始めた。何かが良い方向に変わるんじゃないかと思った。僕の行った病院は診断が降りるのに一年程度かかるという。費用も馬鹿にならない。しかも、未成年の場合親の同意が必要だと言う。詰んだ。半年ほど通って、診断が降りる前に通院をやめた。

 親の話は今書きたくないので省く。

 色々あったが結局高校はやめることになり、かわりに通信の高校に転学した。それから一年経ち、高校3年生になれたらしい。良かった。

 しかし、今決断を迫られていて、高校を続けられるか分からない。人生ハード過ぎかよ。
 今の世の中で、高校は卒業しないとどうにもならないのではないか。中卒で生きている人だっているけれど、ただでさえ屑な僕がそんなんで生きられるはずがない。そもそも、僕みたいな人間がまともに生きていこうなんて考えるべきではないのかも知れない。

 中1の時に死のうとしていた話はここでは書かないが、その時死ぬべきだったと思ってしまう。死んでいたはずだった。

 こんな僕を応援してくれる方、死なないでと言ってくれる方。本当に感謝しています。
 生きないとな....


 「僕」や「俺」といった男性の一人称を使っていじめられた経験がある。アニメの美少女でもないのに女と認識される人間が男の一人称を使うのは痛い。一人称なんて個人の自由だと思うが、自分の一人称は「自分」だ。これまでの文章で敢えて「僕」にしてみたが、違和感だなあ...